日本語でよく使われる「馬鹿」という言葉をポルトガル語にするときは一体なんて言えばいいのでしょうか。日本語では同じ「馬鹿」でもポルトガル語だと時と場合によって様々な表現ができるので、いくつか例を紹介したいと思います。
1. burro(a)
Como você é burro! お前はなんて馬鹿なんだ!
burroは本来「ロバ」を指す言葉ですが、形容詞にすると「馬鹿」という意味で使われます。これはロバがあまり賢くないといったイメージから来るものでしょう。
2. idiota
Meu chefe é um idiota. 私の上司は馬鹿(頭が悪い)です。
間抜け、アホといった知性のなさを指摘する言葉です。名詞として使うときは、idiotaの前にしばしばum/umaをつけることがあります。
3. ridículo(a)
É a coisa mais ridícula que eu vi. 今まで見た中で一番馬鹿げたことだ。
「馬鹿」を意味する形容詞です。「coisa ridícula」で「馬鹿げた出来事」という意味になります。非常識な、不合理な、滑稽な、といったニュアンスが含まれます。
4. absurdo(a)
É absurdo pagar pra jogar Online. オンラインゲームにお金を払うなんて馬鹿げている。
「馬鹿」を意味する形容詞です。ばかばかしい、不条理な、不合理な、といった意味が含まれます。「coisa absurda(馬鹿げたこと)」ともよく言います。
5. estúpido(a)
É estúpido julgar uma pessoa pela cor da pele. 肌の色で人をジャッジするのは馬鹿げている。
ばか、あほ、とんま、間抜け、能なし、愚か者、鈍いやつ、などの意味合いがある言葉です。形容詞としても名詞としても使われます。
6. tolo(a)
Seu tolo, você não serve pra nada! 馬鹿野郎、お前はなんの役にも立たないんだな。
馬鹿な、間抜けな、無知な、無能なのニュアンスで使われる形容詞です。
7. ignorante
Ele é um ignorante pois comenta o que não sabe. 彼は自分の知らないことについて意見をするような馬鹿だ。
無知な、無教養な、無学な、知ったかぶりをする馬鹿な人、といったニュアンスで使われる言葉です。名詞としても形容詞としても使われます。
8. bobo(a)
Você é muito bobo. 君はなんて馬鹿なんだ。
Mas que coisa boba! それにしてもなんて馬鹿げたことなんだろう!
「馬鹿馬鹿しい」、「取るに足りない」、「愚かな」といった意味があります。
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