ポルトガル語の副詞は主に動詞、形容詞、ほかの副詞を修飾する品詞です。
特徴はほかの品詞とちがって基本的に無変化であるということ。副詞には無数の種類があり、その全てをいちいち覚えるのは大変な作業です。
基本的にはなにかの情報を捕捉する品詞だと思っていればいいでしょう。ではさっそくみていきましょう。
ポルトガル語の副詞の特徴
副詞のない文章。
O ônibus chegou. バスは着いた。
副詞のある文章。
O ônibus chegou ontem. バスは昨日着いた。
*この場合ontemが動詞chegarを修飾しています。
副詞のある文章。
Neymar jogou bem. ネイマールはいいプレーをした。
もうひとつ副詞を加えた文章。
Neymar jogou muito bem. ネイマールはとてもいいプレーをした。
*この場合muitoがもうひとつの副詞bemを修飾しています。
muitoは不定代名詞としても使われるので注意が必要です。副詞としてのmuitoは男性、女性がありませんが、不定代名詞にはあります。
ポルトガル語の副詞の種類
時間を表す副詞
Rodrigo chegou tarde. ホドリゴは遅く着いた。
場所を表す副詞
Rodrigo mora aqui. ホドリゴはここに住んでいる。
方法を表す副詞
Rodrigo trabalha bem. ホドリゴはよく働く。
肯定
A: Rodrigo trabalha hoje? ホドリゴは今日仕事しますか?
B: Trabalha sim . しますよ。
否定
Rodrigo não trabalha. ホドリゴは働かない
疑問の副詞
Talvez Rodrigo volte. 多分ホドリゴは戻ってくる。
度合いを表す副詞
Rodrigo come muito. ホドリゴはたくさん食べる。
ポルトガル語の変化する副詞
副詞は基本的に無変化だと言いましたが、変化するケースがいくつかあります。
比較級で使われる副詞
例1優等比較級の場合
Rodrigo trabalha bem. ホドリゴはよく働く。
Rodrigo trabalha melhor que Renato. ホドリゴはヘナートよりよく働く。
bemがmelhorに変化します。
例2同等比較級の場合
Rodrigo trabalha bem. ホドリゴはよく働く。
Rodrigo trabalha tão bem quanto Renato. ホドリゴはヘナートのように働く。
bemにtão~quantoが付きます。
例3劣等比較級の場合
Rodrigo dorme pouco. ホドリゴは少ししか寝ない。
Rodrigo dorme menos que Renato. ホドリゴはヘナートより寝ない。
poucoがmenosに変化します。
例4絶対最上級の場合
Rodrigo fala alto. ホドリゴは大声で話す。
Rodrigo fala altíssimo. ホドリゴはとても大声で話す。
altoがaltíssimoに変わります。
例5語尾が-menteで終わる副詞
副詞は多くの場合、語尾が-menteの形になります。これは多くの場合、形容詞女性(性別がある場合)の語尾に-menteを付けることで成り立っています。
duro – duramente
Nós trabalhamos duro. 私たちはハードに働く。
Nós trabalhamos duramente. 私たちはハードに働く。
rápido – rapidamente
Ela corre rápido. 彼女は走るのが速い。
Ela corre rapidamente. 彼女は走るのが速い。
性別のない形容詞の場合
feliz – felizmente
Nós vivemos feliz. 私たちは幸せに生活している。
Nós vivemos felizmente. 私たちは幸せに生活している。
よく使われるーmenteの副詞
infelizmente 残念ながら、残念なことに
provavelmente おそらく, たぶん, たいてい
possivelmente おそらく、多分
obviamente 明らかに, はっきりと, 当然,
imediatamente すみやかに、早く
claramente 明らかに
supostamente たぶん, おそらく
dinamicamente 流動的に
concretamente 具体的に
novamente もう一度、再び
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