ポルトガル語は全く分からないけど、文章、単語、会話を日本語に訳したい人のために比較的クオリティーの高い翻訳ができる3つのツールを紹介します。
1、文章を訳すならDeepL翻訳を使う
ポルトガル語を日本語に翻訳したいときはまずドイツのDeepL GmbH社が提供する翻訳ツールDeepLを使うといいでしょう。DeepLはグーグル翻訳といった他の翻訳ツールよりもより自然に近い言語に訳することができると評判です。
2020年4月からブラジル・ポルトガル語も加わったことでポルトガル語の文章も訳すことができるようになりました。
使い方は至って簡単。左のボックスに原文をコピペするだけです。
試しに新聞記事のタイトルを入れてみました。
São Paulo decide antecipar 5 feriados para frear avanço da Covid
サンパウロはCovidの進行を抑制するために5つの休日を先取りすることを決定しました。
これだけでも十分に意味は通じるんじゃないでしょうか。少し違和感があるとしたら「先取りする」という動詞でしょうか。これは「前倒し」や「繰り上げ」などと変換できそうです。
いずれにしてもかなり精度が上がってきたのが分かりますね。グーグル翻訳よりは間違いなくこちらのほうがおすすめです。
2、単語を訳すならオンライン辞書を使う
DeepLは文章を訳すには適しているものの、単語だけを訳すのにはほぼ機能しません。なぜなら一つの単語に対して一つの翻訳結果しか出さないからです。つまり辞書の役割は果たさないのです。
文章ではなく、単語の意味が知りたいときは、次のいずれかの辞書を使うといいでしょう。いずれの辞書も単語の意味だけでなく、用例も一緒に紹介してくれるので便利です。
3、会話を訳すならポケトークを使う
会話を瞬時に訳すならポケトークを使うのが今のところ一番精度が高いでしょう。グーグル翻訳で音声翻訳する手もありますが、はっきり言って質は低いです。
それに対してポケトークは実際に使ってみたことがありますが、完璧にはまだまだ遠いもののそこそこ使えるレベルにまで達しています。
「こんにちは」を「oi, lá」と訳してしまっているのは謎ですが、それ以外は十分に通じる訳にはなっています。
そもそもポルトガル語を覚える気がない人や外国人とコミュニケーションを取るのは気が引けるという高齢者などにはおすすめできます。
ポケトークがいいのは、61言語を音声・テキストに翻訳し、21言語をテキストのみに翻訳できるので、これから南米、欧州、アフリカ、アジアなど複数の国を回りたい人には最適です。
まとめ
以上がポルトガル語を簡単に翻訳する3つの方法です。今後テクノロジーが発達していけばますます便利なツールは増えていくでしょう。
とはいえ一番いいのはやはりツールに頼らずに自分で喋れるようになることです。どんなハイテクなツールでも自分で話せる自由さ、快適さに比べたら足元にも及びません。
また、辞書やツールがなくてもポルトガル語でコミュニケーションが取れるようになる快感は何とも代えがたい喜びです。もし少しでもポルトガル語に興味があったら、ぜひ一から勉強を始めてみてください。
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