ポルトガル語で、相手の言い分を理解したとき、あなたならどんな伝え方をしますか。ここでは様々な状況で使えるポルトガル語の「わかりました」を紹介していきます。
1、Entendi
「わかりました」
「分かる」、「理解する」を意味する動詞「entender」の一人称過去形。言葉の意味や意図を理解しました、というのを伝えるときに使われる表現です。
実際、最も会話で使われるのがこの言葉です。
Você entendeu o que o professor falou? 先生が言っていること分かった?
Entendi. 分かったよ。
2、Compreendi
「理解しました」
「理解する」を意味する動詞「compreender」の一人称過去形。意味や内容を理解したかどうかを強調するときに使えます。
entenderよりは頻繁に使われませんが、会話では同じようなニュアンスで用いることができます。
Compreendi bem a sua pergunta. あなたの質問の意味がよく理解できました。
3、Saquei
「わかった」、「理解した」
「取る」、「引き抜く」などを意味する動詞sacarの一人称過去形。スラングとして使うと、「理解した」、「わかった」という意味になります。多くの場合「Sacou?」と質問にして使うことが多いです。
Adorei aquele filme, mas realmente não saquei a última cena. あの映画はすごい良かったけど、実際のところラストシーンの意味がわからなかった。
4、Fechou
「了解」、「成立」、「いいよ」
閉める、閉まる、終わる、などを意味する動詞「fechar」の三人称過去形。会話、交渉、約束が成立した、というニュアンスで相手に同意するときに使う表現です。
一人称ではなく三人称にして使うのがポイントです。「Fechado!」と過去分詞にして使うことも多々あります。
A festa vai começar às 22:00. Eu te pego aí na sua casa às 21:00. パーティーは午後10時に始まるから、君の家に午後9時に迎えに行くね。
Fechou. わかった(了解)。
5、Está certo
「了解しました」、「OKです」
相手の意見に賛成、同意、了解するときに使われる表現。会話では短縮して、「Tá certo.」ということも多々あります。
Vou sair e volto já. (ちょっと)出かけてくる。すぐ戻るね。
Tá certo. 了解(分かった)。
6、Está bom
「了解しました」、「OKです」、「いいよ」
相手の意見に賛成、同意、了解するときに使われるフレーズ。多くの場合Está certoと同じニュアンスで使えます。会話では省略して「Tá bom」ということが多々あります。
Pode vir comigo? 私と一緒に来てくれる?
Tá bom, eu vou com você. 分かった。君と一緒に行くよ。
まとめ
同じ「わかった」でも状況によってこれだけ表現が変わってくるのがポルトガル語の特徴です。
また、ここで紹介した表現は、主語を一人称として使うものや三人称として使うものに分かれるのでくれぐれも注意しましょう。
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