ポルトガル語でバイバイ、あるいはさようなら、というときあなたはどんな言い方をしますか。
ポルトガル語にはたくさんの別れの挨拶がありますが、ここでは日本語の「バイバイ」のニュアンスに近いものを7つ紹介します。
1、Tchau(Ciao)
イタリア語の「チャオ ciao」を語源とする別れの挨拶。イタリア語では「こんにちは」の場合でも使われますが、ブラジルでは「バイバイ」の意味だけで使われます。
イタリア移民の影響でブラジル全土に浸透している言葉です。人によってはchauやxauなどと書く場合もあります。
例
Tchau, boa noite! さようなら、おやすみ!
Tchau. さようなら。
2、Adeus
「さようなら」、「別れ」を意味する言葉。
ciaoがカジュアルな別れの挨拶なのに対し、adeusはもっとシリアスな別れの印象があります。日常会話よりもどちらかというと文章で使われることが多いです。
例
Dizer adeus é dar boas vindas ao recomeço. さよならを言うことは再起を歓迎することだ。
Adeus, Brasil. ブラジルよ、さようなら。
3、Falou
動詞falarの過去形。直訳すると、「話した」となりますが、またね、じゃあね、といったニュアンスで別れの挨拶として使われます。カジュアルなシチュエーションでよく言います。
例
Tchau amigo! じゃあね、アミーゴ!
Falou! バイバイ
4、Até mais
「また会いましょう」の意味を持つ挨拶。バイバイのようなニュアンスでも使われます。maisを省いてAté!と短縮して言うこともあります。
例
Tchau, até mais! じゃあね、またね。
Até! また。
5、A gente se fala
「後で話そう」、「またあとで」などの意味合いを持つ別れ際に使えるフレーズ。直訳すると、「私たちは話します」となりますが、じゃあね、のようなニュアンスにもなります。A gente se vê(また会いましょう)とも言えます。
例
Bom, a gente se fala. じゃあ、またね。
Falou. バイバイ。
6、Abraço/Beijo
abraçoは「ハグ」を、beijoは「キス」を意味します。別れ際に男性同士ならハグを、女性同士、あるいは異性にならキスをする習慣から、さようならのニュアンスでabraço/beijoと言うことがあります。手紙やメールの最後に使われることも多々あります。
例
Bom, estou indo. Abraço! じゃあ、もう行くね。バイバイ。
Até mais! またね。
7、Fui
動詞irの過去形。直訳すると「行きました」を意味する言葉ですが、もう行くね、じゃあね、などのニュアンスでも使われます。
行こうかどうか、というシチュエーションで「私はもう行きます」といった決意を表明するような役割を果たします。
例
Nos veremos amanhã? 明日会える?
Sim. Combinado. うん、約束ね。
Então tá. Fui! それならよかった。じゃあもう行くね。
Tchau! バイバイ。
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