日本語の会話で良く使われる表現「何かあった?」、「いつもと違うね」といったニュアンスの会話はポルトガル語では一体どんなふうに言うのでしょうか。ブラジルで実際に使われるフレーズを紹介します。
読者の方から質問をいただきました。ありがとうございます。
はじめまして。ポルトガル語を勉強して7年になります。ほぼ、独学です。日本人がよく言う表現で教えて頂きたい表現があります。たとえば、友人がいつもと違う雰囲気の時に言う言葉であれ?なんかいつもとちがうじゃん。何かいい事でもあったの?こんな表現です。いつもとちがうをどう表現すればよいのでしょうか?是非、教えて頂きたいです。
ポルトガル語で「何かあったの?」の表現方法色々
このブログではいつも口を酸っぱくして言っていますが、外国語を覚えるうえで重要なのは「できるだけシンプルに話す」ということと「日本語から訳さない」ということです。それを踏まえたうえでできるだけ簡単に話してみましょう。
1、Aconteceu alguma coisa? アコンテセウ・アウグマ・コイザ?(何かあったの?)
英語で言う「Did something happen?」、あるいは「Is something wrong?」に相当する質問文です。「何かいいことがあったの?」とするときは、「Aconteceu alguma coisa boa?」、「何か悪いことがあったの?」とするときは「Aconteceu alguma coisa ruim?」とするだけです。
例
A:Aconteceu alguma coisa? 何かあったの?
B:Não. Por que? いいや、どうして?
A:Porque está triste. だって悲しそうにしてるから
2、Que foi? ケ・フォイ?(どうしたの?)
英語で言う「What happened?」や「what is going on?」に相当します。いいことでも悪いことでも、相手の様子を尋ねるときに使えます。
例
A:Que foi? どうしたの?
B:Nada. なんでもないけど。
A:Me conta por que está tão feliz hoje. なんで今日はそんな嬉しそうなの、教えてよ。
3、Por que está tão~ ポルケ・エスタ・タォン~ (なんでそんなに~なの?)
例
Por que está tão deprimido hoje? Sua namorada te abandonou? なんで今日そんなに落ち込んでるの? 彼女に振られたの?
Por que está tão brava? Brigou com seu marido? なんでそんなに怒ってるの? 旦那と喧嘩したの?
まとめ
質問者が言う「いつもと違う雰囲気」というのはとても漠然としているので、文章では具体化する必要があります。相手が悲しそうにしているのなら、「いつもと違うけど?」と聞くより、「なぜ悲しんでるの?」と聞くほうがストレートで伝わりやすいです。
「今日のあなたはいつもと違う」は「Está diferente hoje!」ということもできますが、髪の毛を切ったとか、服装が違うとか外見的なことを指すことが多く、また、いい意味で違うのか、悪い意味で違うのかも相手にはわかりません。それならむしろ何が違うのかを自分から切り出していくほうが簡単です。
外国語で話すときはこのように日本語的な曖昧なニュアンスをできるだけ避けるとスムーズに会話が進むので試してみてください。
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